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■1チャンネル
RS422変換器(NCのシリアルポートに使用)
RS422側: RJ45F(シールド付き)
RS232C側: DSUB25P
(Dsub25Pの25番ピンよりDC24Vを供給可能
但し、制御装置はFANUC*の場合、電源仕様はDC9〜30V 2.4VA以下) |
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■4チャンネル
RS422変換器(DNCパソコン側に使用)
RS232C側:DSUB25S
RS422側:RJ45F(シールド対応) |
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■カテゴリー5ケーブル
シールド付 ツイストペア ケーブル
両端:RJ45M(シールド対応) |
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NC工作機械と外部機器
(DNCパソコン、フロッピー装置など)間のNCデータの転送 |
外部機器からNC工作機械へのNCデータ転送は通常
RS232Cポートを使用します。
しかしメタルケーブルによるRS232Cシリアル通信は
伝送距離が15m以下で最大通信速度は9600bps程度
に制限されます。
そこでNC工作機械のリモートバッファにも装備
されている伝送手段であるRS422規格の長距離且つ
高速通信対応の特性を利用します。
RS422もRS232Cと同じく世界統一規格で最大伝送
距離は1,200m、最大伝送速度は10Mbpsです。
但し、距離と速度を同時には最大にできず右図の
ような特性になります。 |
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■長距離、高速の伝送を実現するためにRS422では |
1) |
信号線を終端させて反射を抑えている。
終端抵抗120Ωにより反射波がなく信号が歪まない。 |
2) |
耐ノイズ性の高い平衡伝送を採用 RS232Cは0Vに対して+,−の電圧により信号を伝送するので距離が長いと送り側と受け側の0Vが同じにならず不安定になります。
RS422では送り側は 2本の信号線に正逆の対称な電圧を出力し、受け側は2本の信号線の電位差から信号を取り出します。
2本の信号線に同時にノイズが乗っても受け側には同じ大きさで現れるので2本の信号線の電位差は変わらず、伝送信号に影響
を及ぼしません。 |
3) |
NCのGNDとDNCパソコンのGNDの状況
RS232CではNCのGNDとDNCパソコンのGNDは接続されるためGND間に電位差があると悪影響を及ぼします。
RS422ではGNDを信号線に使用していないため、NCとパソコンのGNDに許容範囲内の電位差(±7V)が生じても全く影響がありません。 |

*本機の仕様は予告なく変更されることがあります。 |
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